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谷崎潤一郎『谷崎潤一郎犯罪小説集』 短編が4つ。どれもおもしろい。感触は、洗練された乱歩といった感じ。「私」という短編の巧みさすごいし、「白昼鬼語」の覗きの場面はすばらしい。谷崎がこんなんかいてたんだということに驚いた。解説が渡辺直己で、それもおもろい。 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイクガイド』 有名なSF小説。SF小説には興味がないが、この小説にも特段の興味は持てなった。ま、普通におもしろくは読める小説だけれども。 銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫) 河出書房新社 ダグラス・アダムス ユーザレビュー: 哲学者も笑いのめして ... 宇宙の真理なんて期待 ... 「42」は意味のない ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ ウィリアム・サマセット・モーム『月と六ペンス』 光文社の古典新訳文庫だし、古典っていっていい部類に入るのかもしれないが、読んでみるとその通俗っぷりにびっくりする。なぜこんな小説が、いまだにそれなりに名が知られているのか理解に苦しんだ。いや、別に悪い小説だとは言わない。なかなかストーリーテリングは巧みだし、気の利いた文章もあるし、人生についての洞察っぽいものもあったりしてしまう。ある意味でものすごく小説っぽい、それゆえに通俗。これを「今」読むことに、どれほど意味があるのか。なら宮本輝でも読んでたほうがいいと思う。 翻訳はこなれてて読みやすい。内容は、ゴーギャンがモデル。 茂木健一郎『クオリア入門』 テレビで見かける印象から勝手に思っていたよりも、ずっともまともな本だった。内容は、心というものを脳内のニューロンの活動からどうやって説明できるのか、ということについて考えている本。明確な回答が示されるようなたやすい問いではないが、ある程度の道筋をつけようという試みがなされている。ある程度までは科学だが、哲学に片足を突っ込まざるを得ないことになっている。問いが問いだけにそれは仕方がないとして、著者の言葉の使い方が、いい加減すぎると思う。哲学の領域に踏み込むならば、もっと厳密な言葉の使い方をせねばなるまい。 結局のところ、脳科学のほうから哲学に踏み出すより、逆のほうが実りが多そう。 クオリア入門―心が脳を感じるとき (ちくま学芸文庫) 筑摩書房 茂木 健一郎 ユーザレビュー: あなたはこの本を読ん ... ・・・クオリアってニ ... 脳のちょっと進んだ現 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ 松浦理英子『おぼれる人生相談』 松浦理英子が、雑誌上で手紙で寄せられた相談に答えるという本。意外とまっとうでバランスがよい回答をしていると思う。働かない父親を自分の稼ぎで食わせてあげている若い女性が「父が死んだら幸せだ」と思うということに対して、 肉親への気持ちは好きか嫌いかといった単純なものではなく、死んだ時に涙が出るかどうかということでもなく、もっとわけがわからなくてどうしいようもないしがらみのようなものでしょう。などといっているあたりには、まあ当然なのだが、当然のことを言うというのは簡単ではなく、感心したりして、楽しく読んだ。 おぼれる人生相談 (角川文庫) 角川書店 松浦 理英子 ユーザレビュー: 意外な展開あの松浦理 ... 地味だがかなりいい本 ... クールなのに、熱い感 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ |
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